サイデイングは耐火性に優れた建物の外壁に使われる外壁材です。板状の外壁材を貼り付ける工法になるため、施工性に優れます。職人の技や腕に左右されるモルタルなどに比べて、工場で一定規格に加工され品質が安定する上に、工期も短くて済むため、トータルコストを抑えることができますので近年の新築の一般住宅の外壁材として非常に多く採用されています。

サイディングの役割
サイディングとは、建物の外壁に使われる外壁材です。雨や風などの自然環境から建物を守り、外部からの火災による延焼を防ぐ役割などがあります。
サイディングの特徴
サイデイングは耐久性や耐火性に優れた建物の外壁に使われる板状の外壁材です。工場で一定規格に加工され品質が安定しており、板状の外壁材を貼り付ける工法になるため、施工性に優れ工期も短くて済むため、モルタルやALCなどの他の外壁材に比べるとトータルコストを抑えることができます。サイデイングの中で主に使われているのは、窯業系サイディングと金属系サイディングがあります。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは耐火性に優れ、色や柄のデザインの種類が豊富で、広い選択肢から選ぶことができます。窯業系サイディングのメンテナンスのタイミングは7~8年が目安です。セメント質と繊維質を主な原料として板状に形成した素材であるため、表面塗膜の防水機能が切れると、雨・雪・湿気などで劣化しやすくなります。蓄熱性がありますので、熱を持ちやすい外壁材です。外壁塗装の際には、遮熱効果のある塗料がおすすめです。
- 材質
セメント質と繊維質
- メリット
・デザインが豊富
・耐火性が優れている
・耐震性に優れている
・軽量
- デメリット
・凍害に弱い
・防水性を保つためにメンテナンスコストがかかる
・シーリングの汚れが目立つ
金属系サイディング
金属系サイディングは、デザイン性・耐久性・断熱性・防火性に優れており、軽いため、建物への負担が少ないことがメリットです。一方で傷が付きやすく錆びる可能性が高いため、メンテナンス周期は8年~12年が目安となります。
- 材質
ガルバリウム鋼板、アルミニウム合金塗装板、ステンレス合金など
- メリット
・非常に軽量
・断熱性に優れている
・凍害に強い
・耐久性に優れている
- デメリット
・サビが発生する
・衝撃に弱い
サイディングのメンテナンス
サイディングボードには工場出荷時の表面塗膜が劣化すると防水性が低下しますので、大切な建物を長く快適に使い続けるためには、定期的な塗装によるメンテナンスが必要です。新築時やリフォームによる張り替え時より年数が経過するにつれて劣化が進んできますので、気になる症状が見られましたら、お早めに建物診断を受けられることをおすすめします。
有限会社 彦根塗装 プロタイムズ彦根店
すまいるサポート 織田 妙子