屋根・外壁塗装をご検討中の方で、「どのような流れで工事が行われるか」「何か事前にやっておかなければならないことがあるのか」など気になっている方もいらっしゃるかと思います。ここでは屋根・外壁の塗装工事の工事前の準備から引き渡しまでの施工工程の基本的な流れや手順について詳しくご紹介します。
塗装工事の基本的な工程
- 近隣挨拶
工事が始まる前に近隣のお家を訪問して塗装工事をすることと工事期間を伝えます。足場工事、高圧洗浄作業の騒音や塗料の飛散・臭い、車両の駐車などによって近隣トラブルとなってしまう可能性があります。近隣トラブルを防止するためにも事前に説明をして了承をいただくことが大切です。また、できれば施主様も同行して近隣のお家にご挨拶してまわることをおすすめします。
- 工事前準備
足場が建つ位置やその内側に置かれているバイクや自転車、タイヤ、ゴミ箱、花台などの物品や植栽の移動を事前に施主様にしていただくことをお願いしています。荷物がたくさんある場合などは、早めに移動をしておくことが必要です。
また傷・損傷を防止するための養生をします。カーポートなどが足場にかかる場合はポリカ屋根等を取り外します。
- 仮設足場組立・飛散防止シート等の設置
安全に作業しやすいように足場を組み立てます。洗浄水や塗料の飛散を防ぐ為、飛散防止シートで覆います。
- 高圧洗浄
ホコリや苔、汚れなどを高圧洗浄機にて丁寧に洗い流します。洗浄を十分に行わないと、塗り替え後に塗膜のハガレなどの不具合の発生を引き起こします。(下地の材質や状態によって別途下地調整を行う場合があります)
- 養生
玄関ドアや窓、アルミ、土間部分など、塗料で汚れないようビニールシート等で保護します。
- 下地処理
クラックや欠損部の補修、損傷個所の修繕、サビ落とし、塗膜のハガレ・浮き・膨れが発生している箇所を取り除きます。劣化したシーリングの打ち替え等を行います。
- 下塗り
下塗りは、屋根材や外壁材と塗料との密着を良くするために必要です。使用する下塗り材は、下地の種類によって異なります。また、塗り回数は塗料メーカーの仕様書や劣化状態によって異なります。
- 中間検査
下塗りの状況や塗り残しがないか、現場責任者による検査を行います。
- 中塗り・上塗り
塗料メーカーの仕様書に従い、必要な塗装回数にて塗り重ねます。
- 足場解体前検査
足場を解体する前に仕上がりの状態や、塗り残し、塗料の飛散がないか等、現場責任者による検査を行います。必要に応じて補修を行います。また弊社では、施主様に検査の立会いをお願いしております。
- 足場解体
足場を解体します。
- 復旧作業
足場設置前に取り外したポリカ屋根等を現状に戻します。
- 完了検査・清掃
足場の解体後に仕上がりの状態や、傷がないか、塗り残し、塗料の飛散がないか、現場責任者が再度検査を行い掃除します。
- 引き渡し
お客様に最終確認をしていただき、引き渡しを行います。